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人間には、本来「健康な状態を維持しよう」「病気になったら治そう」とする回復力が備わっています。 この機能を一般に自然治癒力と呼ばれています。疲れが安静・安息で取れたり、切り傷などが自然に治ったり、軽い病気やつらい症状が養生(安静・食養・適度の運動)で回復するのも自然治癒力の働きのためです。 さて、鍼灸は、古代中国で生まれ何千年の永い間、経験・体験・研究・偶然の発見等で身体に鍼灸刺激を加えると、私達が本来持っている生命力をたかめ健康状態を維持出来て病気が治ったり、その予防が出来ることを知っていました。 刺激を加えるツボ(経絡)も場所によってそれぞれ効果に違いが有ることも解っており、例えば三里(膝の近くのツボ)の灸は胃の蠕動運動(ぜんどう運動)を盛んにし胃炎や胸やけを改善させる特効穴とされている事も、科学的にX線、胃カメラ検査で証明できます。 |
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<WHOが鍼灸の効果を認める> 1996年に国連のWHO(世界保健機関)では鍼灸の適応症の草案を発表しました。それによりますと次の疾患に効果があると報告しております。
<NIHが声明書を発表> 1997年には、NIH(米国国立研究所)から「はりに関する合意形成声明書」が発表され鍼の科学的根拠を認め今後米国における鍼治療の拡大を示唆するものとなりました。 現在、米国では34州で鍼の資格制度が確立されており1000万の人々が鍼の治療を受けております。 ※ (社)日本鍼灸師会のホームページより引用 次のような辛い症状に効果があるとしております。 (1) 頭と目顔の症状 頭痛,偏頭痛,耳鳴り、疲れ目、目の充血、仮性近視、鼻水、蓄膿症、咽頭炎、扁桃腺炎、歯のうき、顔のむくみ、湿疹 (2) 首、肩、腕、背中の疲れ 首のこり、五十肩、関節痛、寝違え、肩こり、背中のこり、腕のだるさ、肘痛、腱鞘炎 (3) 足と腰の疲れ 腰痛,膝関節痛、ギックリ腰、足のむくみ、膝の痛み、こむら返り、足のしびれ、足の疲れ、打撲、捻挫 (4) 内臓のつかれ 胃のもたれ、食欲不振、胃酸過多、高血圧、二日酔い、吐き気、下痢、便秘、痔、口内炎、気管支炎 (5) 婦人科 生理痛、冷え性、つわり、貧血、月経困難、更年期障害 (6) 心の疲れ イライラ、めまい、不眠、動悸、ある種の神経症 注) なお、これらの症状を呈すものの中には、思わぬ悪性の病気が潜んでいることもありますので、余り頑固なものについては西洋医学的精査が必要です。検査で異常のないものについては鍼灸の適応症となります。 |
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<根本療法としての働き> 鍼灸がなぜ効果的かと云うメカニズム(科学的根拠)ですが、おおまかにご説明しますとツボへの鍼灸刺激が生体の自律神経系、内分泌系、免疫系等に働きかけその結果として、その機能を活性化させ中枢性及び反射性の筋緊張の緩和、血液循環の改善、新陳代謝の活性化、白血球、リンパ球の増加(免疫力亢進)、鎮静鎮痛効果、脳波α波の誘発等の働きを引き起こすと云われています。 これらの現象は、結果的には、生体の恒常性をたかめます。全身の自然治癒力が増強された訳で疾病の予防及び病気の治療になるわけです。 このことは、鍼灸刺激が単なる痛み止めとしての対症療法効果だけでなく病気のもとを治す根本療法にもなると云っても過言でありません。鍼灸が単なるおまじないでないことが理解していただけると思います。 <鎮痛作用について> 古来より、鍼灸は、痛みの有る疾患に有効と云われてきましたが、それでは、痛みにどのような理由から効くのかと言うメカニズムについて学会では次の諸説が提唱されています。 (1) ゲートコントロールセオリィー 末梢から痛みの情報が脳へ伝達される途中の脊髄において鍼の刺激がこれに干渉して痛み情報を遮断する。 (2) エンドルフィンの遊離 鍼の刺激がモルヒネ様鎮痛物質の遊離を促し痛みを遮断する。 (3) 末梢神経の遮断効果 鍼の刺激が直接末梢神経自体に神経ブロック的に作用し痛みを和らげる。電気鍼として用いると特によい効果がある。 (4) ツボ(経穴)刺激による疼痛閾値の上昇 ツボに刺針すると疼痛を感じる感覚のレベルを上げて痛みを軽減させる。 (5) 血液循環の改善 針刺激は筋肉内の神経末端を刺激しその反射により血管の拡張を生じさせ、その結果として筋肉の緊張をゆるめ血行を促し筋肉の温度を上昇させる。 鍼灸の鎮痛効果は、以上の各説の一つが単独で作用する訳でなく、この学説以外に精神的要因も加わり、それらの複数の作用が関連して鎮痛効果をあげるものと言われています。 しかしながら、痛みを抑制する機能はまだまだ完全に解明されていませんので、これからの研究成果が待たれます。 |
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近年、人々の間で東洋医学の鍼灸療法がみなおされ難病、慢性化した病気がこの療法で治った事実が数多く報告されています。 このことが鍼灸療法を一部奇跡的で神秘めいたものと思われています。 しかし、東洋医学は,神秘でも奇跡でも有りません。わが国においては,明治維新以前までは、漢方と共にこの国の医学の主流として長い間、人々の健康に貢献してきました。 鍼灸医学は、中国で発祥し数千年の永い歴史の中で経験の積み重ねによって体系づけられてきた為に、危険な方法は淘汰され副作用のない安全な療法になったと云えます。 最近では、何故効くのかと言うメカニズム(科学的根拠)が少しずつ解明されて来たことや、現代医学の代替医療のひとつとしてその効果が国連などで見直され、起源は古いが新しい医学と云っても過言では有りません。 |
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近代医学の目覚しい発展により人々は、ややもすると薬、手術のみを重視しがちですが、病気に陥っても、人間自身が自然に治す力“自然治癒力”が機能することを忘れてはいけません。 私ども鍼灸師は、ツボを刺激することによってこの機能を増強させる事が出来ます。 なぜ、効果があるのかは別の項でご説明しますが、現在でも各地の関連学会、研究所、医療機関、鍼灸大学・鍼灸短大・専門学校等で研究が進んでいます。 ところが、医療行政の貧困、不況による税収の低下或いは薬好きの国民性からか近年高齢化社会を迎え医療費の高騰で国民皆保険制度が怪しくなって来ました。 各自が日頃から、規則正しい生活にこころがけ、自分の健康に気をつけて生活され、自然治癒力を向上させ少しでも国の医療費を抑えないとますます国民の医療費負担が増大します。そのような観点からも安易に薬ばかりに頼るのは止めましょう。 |
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若い方でも、高度に発達した複雑な社会と経済のデフレ現象等で生活環境は自然のリズムから大きく離れ私達の肉体と精神を大いに蝕んでいます。 例えば、四季の乱れ・職場・仕事環境の劣悪化・食品公害・空気汚染等の悪影響で身体の器質疾患、器質的疾患(アレルギー、胃潰瘍、自律神経失調症等その他多くの病気)や精神的疾患(うつ病、不安神経症、パニック障害)を起こしやすくなります。 そこで、一旦病気に陥ってしまいますとなかなか回復が困難で仕事も休まなければならず、大きな苦痛をともないます。 そこで、人々はストレス解消のためスポーツその他の趣味などに励むこととなるわけです。 ところで、鍼灸では古来より「未病冶」(未だ病であらざるを治す)と言って病気を未然に防ごうとする考えがあり、その治療法も確立しております。 肩がこる、腰、背中が痛い、頭が重い、目が疲れる、お腹が張る、みぞおちに鈍痛がある、疲れやすい、寝つきが悪い、冷や汗が出る、めまい,立ちくらみがする、ちょっとした物音でビックリする、等の症状には、鍼灸として一番得意とする分野です。「未病冶」として是非鍼灸をご活用下さい。 鍼灸関連のある学会の臨床試験によりますと、被験者を鍼灸の施術を受けた人と受けていない人の2群に分けその後の健康の経過を観察したところ、鍼灸受診者は、風邪をひきにくく、また、風邪にかかっても早く治る傾向であったとしています。 この様に、病気の予防としての鍼灸では、月に一度ないし週に一度程度永く受診されることをお奨めします。 (とは云いましても、重い病気や頑固で慢性の精神疾患(神経症等)などは、出来るだけ早く専門の医療機関の受診をおすすめします。
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テニス、サッカー、ラグビー等、プロアスリートのスポーツ障害における施術実績も多数あります。 競技として、また、ストレス解消、健康維持・体力増進のためにスポーツをしている人をよく見かけます。それに従って怪我をする機会が多くなります。 米国のある研究によりますと全てのスポーツ外傷・障害の55%以上が、自転車、野球、サツカー、フットボール、バスケットボールで起こっています。また、全てのスポーツ外傷・障害の約70%は、10〜24才までの活動的で競技的なスポーツを行う時期に起こっています。また、全てのスポーツによる怪我の60%は、次のカテゴリー即ち、捻挫、筋腱挫傷、打撲傷、擦過傷、切挫創に分類できるとしています。骨折は、フットボール(21.3%)とスキー(21.2%)を除いてすべてのスポーツの怪我の20%未満だと報告しています。 米国と日本の違いがありますが、この報告は、若い方の体育会系の本格的スポーツマンを対象としたものでしょう。 このほかに、趣味として中高年がされるスポーツの怪我の数は統計にでておりませんが、多分、多くの方々が経験されていると思います。体力・健康増進・ストレス解消の目的ではじめたスポーツが病気の原因になってはかないません。 私ごとで恐縮ですが、過去に、わたしが行ったスポーツは、トラップ及びスキート射撃、登山(ハイキング程度)、テニス、オフロードバイク(スポーツかな? )等ですが怪我をしたのは、射撃では耳栓をするのを忘れて発射しその衝撃音で難聴になったことと、テニスではボールの上に足が乗り足関節捻挫をしたこと、サーブの練習で腱板炎を起こしたこと、バイクの転倒事故ぐらいで比較的軽い怪我ですみましたが、楽しい最中に突然地獄に落ちるようで仲間にも心配を掛け惨めなことになりますので十分注意してスポーツを楽しみたいものです。 怪我をした時の処置は、状態によっては一刻も早く専門医にかかるのがベストですが、それまでの救急処置としてRICEをすぐに始めることをお奨めします。 ・R は休息(REST)のことで直ぐに運動を中止する。 ・I は氷冷(ICE)で、内出血・浸出液の防止をします。 ・C は圧迫(COMPRESSION)のことで腫れを抑えます。タオル等で受傷部位を固く縛ります。 ・E は高挙(ELEVATION)のことで受傷部位を心臓より高く持ち上げ重力によって余分な体液を引かせます。 医療機関の検査結果で、異常の無いものや腫れなどが少なく軽傷と思われるも、慢性のもの等については、鍼灸の適応として扱われます。お困りのときは、ご相談下さい。 |
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突然に頭の毛が、円形の境目のはっきりした脱毛を起こします。 大きさも100円硬貨大から手のひら大の広範囲のものもあります。 原因は、素因、ストレス、ホルモン系の異常、自己免疫等と云われていますが不明です。鍼灸で自律神経の機能を向上させて頭皮の血液循環を改善し回復に繋げます。早い人では3回程度で発毛の兆候が現れることがあります。 |
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![]() ご来院されたときの写真(4/19日) |
![]() 施術後の写真(最終7/5日 週1回〜2回) |
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![]() 鍼を実際に皮膚に刺すのでは無く、特殊な用具で皮膚をさするだけで跡は付きません。治療時間もたった2〜3分程度です。 |
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![]() 痛みも無く、くすぐったいのかケラケラと笑う お子様もおられる程です。 |
![]() お母さんと一緒なら大丈夫 院長は子供が大好きです! |
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